飛行機と少女シリーズ24 零式水上偵察機

 1937年に新型水偵の開発要求を受けた愛知は、設計スタッフの不足
から、同時に開発を進めていた十二試複座水偵をベースに三座化した機体
を作る方向で開発を進めたが、その作業は遅れてキャンセルとなった。
 しかし競合の川西機の事故により、急遽愛知機がテストされ1940年
12月に正式採用となった。
 太平洋戦争全期間をとおして、零式水偵は艦隊、あるいは基地隊の目、
手となって活躍した。その活動範囲は太平洋全域はいうにおよばず、遠く
インド洋にまで達した。
 18年以降は海空戦の変化、状況の悪化などで、水偵そのものの活動範
囲が制限されてしまったが、零式水偵はなお船団護衛、対潜哨戒任務など
の主力機として重宝され、敗戦まで使われ続けた。
 生産数は1,423機にも達し、この種の機体としては異例に多い生産
数であり、それだけ海軍が本機を高く評価していたことの証であろう。

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 暑いので水上機です。
 九九式襲撃機のときは、汗がスケッチブックにたれて、乾く前にペン入
れしたら線がにじみました。(;_;)
 今回は強制空冷(いわいる扇風機)にしたので、汗がたれることはあり
ませんでした。
 零式の水上機は、「零式観測機」、「零式小型水上機」、「零式水上偵
察機」とあってややこしいですね

                      ECM

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